ウツボカズラの育て方(高山性の品種向け)

高山性品種の育て方(初級編)の一例の説明となります。これから高山性品種を始めたいと言う方はいかがでしょうか?

当方が趣味で行っていた際のシステムでhamataやjambanもこのシステムで管理していました。
簡単に説明しますと加湿器からの水分とファンの風で強制的に内部の熱を奪う(冷やす)物です。
人間も濡れた体で風にあたれば乾いてる時よりも熱を奪われ冷たく感じるあれ(気化熱)でございます。
上級編では強烈な太陽光を利用したシステムの説明も行う予定ですが基本は同じでございます。
●水槽の設置場所は"直射日光のあたらない"なるべく明るいところ"
●室温は冬季は夜間10度以下にならない。夏場は日中エアコンなどで25度以上に常にならない環境であればこのシステムで問題無く育成出来ます。
●照明や加湿器はタイマーで管理するのがオススメです。
※照明
9:00-21:00 on
※加湿器
21:00から9:00(水槽なら加湿器の吐出良は最弱)

中に入れる水は必ず純水に近い物を使用する。
水道水そのままや簡易な浄水器では水の中の不純物が残っておりこの水を使用していると数ヶ月で植物の葉の表面に不純物の層が出来て白くなってくる。植物の状態も悪くなりやすくオススメしない。

※ファン
夏季は24h
冬季は10:00-17:00
(夏は暑いので常に熱を放出させる必要があります。冬の夜間は勝手に温度が下がるのでファンは止めても大丈夫です。回す際は冬は空気は乾燥しているので加湿器の水を切らさない様に注意します。)
●鉢は必ず何らかの方法で底面から隙間を作っておきます。直置き禁止。
●数日で下に水が溜まってくるので定期的に水は捨て水槽は洗いましょう。
●このシステムは設置する部屋の室温が大きく影響します。暑くなる部屋(エアコンなどで調整出来ない場合)は向いておりません。。。。ですが普通に人間やペットが暮らせる部屋ならvillosaなどは厳しいですが他は良く育ちます。
●植物の量や大きさによって水槽サイズ、照明やファン、加湿器のスペックを上げてご自分のスタイルに合った物を選択する工夫もひとつの楽しさかと思います。
●まずは45cmくらいのサイズからがオススメ。
●加湿器はこのタイプがオススメ。上の口を外せば簡単に洗濯ホースが接続出来る穴の大きさです。若干隙間が出来る場合はビニールテープなどで調整しましょう。
●照明はこれで無いとダメと言う訳ではありませんがこれはコスパが良いです。慣れてきてもっと強い照度にしたい場合は2本に増やすとかADAのLEDを使うなど。
●これを加湿器に差込、もう片方を水槽に差込ます。
●ファンは80mmで大丈夫です。風の向きは水槽内部に向かって設置します。
●このタイマー。
一体何個持ってるだろう。。と言う程使いやすいタイマーです。
●蓋は必須。塩ビ板でもアクリルでも。透明な物を使用します。ホームセンターなら300円くらい。厚さは3mmで十分。専用のカッターでカットしましょう。穴はホールソーと言う道具であけます。

※注意点
あまり植物を過密に入れると空気の循環が悪くなり病気になる原因になる事もあります。一定の間隔を空けた方が良いです。
※くれぐれも全てご自分のご責任で宜しくお願い致します。

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